2020年01月23日 17:11
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国立成育医療研究センターの研究グループとエムティーアイは、2019年5月から女性の健康情報サービス「ルナルナ」のビッグデータ解析を共同研究として行っている。共同研究第一弾として行った「既存データを用いた研究」では2016年から2017年に「ルナルナ」に登録された月経周期(約30万人、約6百万周期)に関する情報を分析した。

まず月経周期への季節の影響はあるのかを検証するため、月経周期を季節別に集計したところ、春、夏、秋、冬の分布はほぼ完全に一致しており、季節は日本人女性の月経周期にほとんど影響がないことが分かった。また、月経周期を居住県別に集計したところ、47都道府県の分布には違いは見られず、日本人女性の月経周期は居住地による影響をほとんど受けないことが分かった。

さらに、月経周期のデータを5歳ずつで区切って集計したところ、これまで着目されてこなかった20代から30代にかけて、月経周期が連続的に変化することが分かった。具体的には、月経周期の平均値は25歳頃に最も長くなり、その後45歳にかけて約3日間平均値が短くなっていた。

今後は、ルナルナ登録者のうちユーザー参加型研究に協力できる人に、複数回アンケートに回答してもらい、回答とアプリ情報を分析して、社会経済的・生活環境やこころの健康の変化が女性の月経、妊娠に与える影響を調べる。