2020年01月23日 14:28

TikTionary委員会は、投稿された動画だけでつくる辞書「TikTionary」を、国際寛容デーの2019年11月16日に設立、1月21日に公開した。
2020年は海外からの渡航者が増えると言われる一方、法務省が開示する「出国管理統計表」によれば、出国者に占める20代の出国者数の比率は減少傾向にある。ステレオタイプな偏見や囚われがちな価値観を払拭し、いかに世界へ視野を広げ、国際理解力を上げていけるか。この解決にむけて、世界150の国と地域のユーザーから人気が高いショートムービープラットフォーム「TikTok」、映像コンテンツを制作する「東北新社」、様々な社会課題をテクノロジーで解決する「PYRAMID FILM QUADRA」、そしてコンテンツの海外展開をサポートする「Soriconsultants」を中心メンバーに、TikTionary委員会が設立された。
「TikTionary」の狙いは、ひとつの言葉や概念に対しても、国や地域、民族や文化により、様々な解釈が存在することを感じてもらうこと。「TikTionary」は、指定のキーワードを検索すると、TikTokユーザーが投稿した映像を抽出。ひとつのフォーマットに表示する多種多様な価値観をキュレーションした、今までになかったタイプの動画辞書となっている。世界17カ国の言語に対応しており、公開時は約90単語に紐づいた映像で構成され、今後もユーザーの映像の投稿により更新されていく。