
ジャストシステムは、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した「Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2019年12月度)」の結果を発表した。本調査では、スマートフォンでのEC利用時、約6割に「応答速度が遅くて買い物をやめた」経験があることが判明した。
スマートフォンからECを利用する人のうち、購入意向があったにも関わらず、ECサイトまたはECアプリの応答速度が遅く、タップしても反応しない、ページが遷移しないといった理由から離脱したことが「頻繁にある」人は13.4%、「ときどきある」人は44.1%。特に、20代と30代の6割以上に、応答速度の遅さを理由に離脱した経験があることがわかった。
離脱したときの平均的な時間を聞いたところ、「1秒未満」と回答した人は2.9%、「1~2秒未満」の人は6.1%、「2~3秒未満」の人は9.0%、「3~5秒未満」の人は18.4%。ECサイトやECアプリが反応しなくなってから5秒未満であっても、36.4%もの人が離脱していた。
また、そのような離脱した経験がある人のうち、その後、ECサイトやECアプリに再訪して買いたかった商品を購入した経験が「頻繁にある」人は19.2%、「ときどきある」人は63.3%で、合計すると、82.5%の人が一度離脱したにもかかわらず、購入に至っていた。
さらに、昨年末に開催された大手ECサイトのセール認知率は「楽天スーパーSALE」(50.3%)が最も高く、次いで「Amazon Cyber Monday」(45.0%)、「Yahoo!ショッピング年末感謝セール」(25.1%)だった。詳しくはこちら。