2020年01月22日 16:16

ヤフーと世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)は、日本最大級のインターネット募金サービス「Yahoo!ネット募金」にて、オーストラリアの野生動物保護と自然環境の回復を目的とする募金窓口を開設した。
「Yahoo!ネット募金」は、2004年に発生した新潟県中越地震をきっかけに開始した、ネット上で気軽に寄付ができるサービス。国内外を問わず甚大な災害に対して寄付を行う「緊急災害募金」と、NPO等の団体が寄付を募る形態がある。
2019年の秋から燃え続けているオーストラリアの森林火災は、かつてない規模となっており、1月上旬の時点で、少なくとも29名の尊い人命が失われ、数千の人々が家を失い、暮らしを脅かされている。すでに、北海道の面積を上回る1070万ヘクタールが焼失し、草原や森の多くが失われた。さらに、多くの野生動物も火災によって直接、命を落としているほか、生息地を失ったことによって、壊滅的な影響を受けている。
WWFオーストラリアは現在、火災で傷ついた野生動物の治療にあたっている獣医師組織の支援や、火災による野生生物や自然環境への影響調査などに取り組んでいるほか、鎮火後については広範囲での自然再生を計画している。今回集まった寄付金は、全額をWWFジャパンよりWWFオーストラリアに送金し、野生生物の保護や生息地の回復等の活動に活用される。
本募金は、クレジットカードで100円から、または、Tポイントを使って1ポイントから寄付できる。