2020年01月22日 16:17

住友商事は、スマートフォンなどのアプリを通じて部活動を支援する成長スキルシェア・プラットフォーム「BUKATOOL(ブカツール)」の本格事業化に向けた実証実験を開始した。
現在、日本の中学校・高等学校・大学の部活動は、指導者の不足、煩雑な活動費管理、選手の意見やニーズの多様化、など多くの課題を抱えている。十分な指導を受け、けがのケアや栄養管理までフルサポート体制が整うプロスポーツ選手と比較すると、大きな環境格差が存在する。
「BUKATOOL」は、「最高のコーチ」「最新のテクノロジー」「最良の活動管理システム」の3つのサービスを部活動に提供。スマートフォンなどのアプリを通じて、部活動と日本を代表するトップクラスのコーチ陣とのマッチング、練習メニューや栄養状況の可視化、活動費の適切な管理などを可能にし、「デジタル化により部活動をサイエンスする」ことを実現する。
2019年より、都内や地方の中学校・高等学校・大学で、トップクラスのコーチ陣による指導を始めており、現在、部活動や選手向けアプリを開発中で、近く試験的な提供を開始する予定。今後は、利用者の声を反映させながら、アプリの精度向上を目指し、まずは運動部の活動支援から始め、将来的には、文化部の活動支援や海外展開も検討予定だ。
なお、本件は、住友商事の社内起業制度「0→1チャレンジ2018(ゼロワンチャレンジ2018)」にて新規ビジネスの優れたアイデアとして選出された。また、経済産業省「未来の教室」実証事業に選択された案件となっている。