2020年01月20日 18:37

キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)と、キヤノンプロダクションプリンティングシステムズは、主にサイン&ディスプレイ市場を対象に、64インチ対応UV硬化型大判プリンター「Colorado(コロラド)1650」を、2020年1月より発売する。

大判印刷においては早くからインクジェットの導入が進んでいるが、インクジェットテクノロジーにおいては生産性がデジタルシフトのボトルネックとなっている。このたび発売される「Colorado 1650」は、新開発の「FLXfinish」テクノロジーにより、インクの硬化タイミングを制御することで、グロス調とマット調の2つのモードのプリントを一台で可能にした。

また、「UVgel(ユーブイジェル)」テクノロジーは、グロス調の最高速モードで毎時159m2、高品質モードで毎時40m2、マット調では最高速モードで毎時46平方メートル 、クオリティーモードで毎時27平方メートル を実現。低温でのLED硬化により熱に弱いとされるフィルムや糊付き塩化ビニル、壁紙などへの出力に加え、従来のインクより柔軟性を185%向上させたことにより、さらに多彩なメディアへの対応を実現した。

エコソルベントやラテックスプリンターに比べ、最大40%のインク使用量の削減を実現する。同グループでは、サイン&ディスプレイの屋内外向け広告印刷や、壁紙や床装飾など産業印刷向けに販売していく。