2020年01月07日 17:14

マンション相場情報サイト「マンションマーケット」を運営するマンションマーケットは、独自調査による世田谷区の中古マンション価格相場を発表した。今回は、2019年11月の月間データから算出している。今回の世田谷区の価格相場ランキング上位20位は、東急田園都市線沿線(池尻大橋・三軒茶屋・駒沢大学・桜新町・用賀・二子玉川)物件が多数を占め、特に二子玉川周辺のファミリーマンション人気を再確認する結果となった。

約180店舗が入る大型ショッピングセンターや楽天などのオフィスがある「二子玉川ライズ」は、二子玉川における再開発のシンボルであり、その居住物件「二子玉川ライズタワー&レジデンス」は、7位にランクイン。買い物・生活・仕事・遊びなど全てが揃う利便性と、渋谷駅周辺の再開発により東急線沿線の価値がさらに向上していることが、ランキングを押し上げる結果につながっている。

再開発という観点では、駅前の整備や道路の拡張で街がアップデートされている下北沢・代沢エリアも、複数ランクイン。自然環境も良く、新感覚派の横光利一などの有名作家やクリエイターに昔から愛されてきた文化的な一面が、今後も若い世代に支持され続けると予想される。

一方で、昔ながらのお屋敷が並ぶ高級住宅街のイメージが強い小田急小田原線の成城学園前は、1物件のみランクイン。徒歩10分以上がマンション探しの条件であり、風致地区としての風情が、中古マンション売買においては不利になっている様子。詳しくはこちら