2020年01月06日 16:47

SkyDriveとCARTIVATORは、2019年12月に日本で初めてとなる「空飛ぶクルマ」の有人飛行試験を開始した。
SkyDriveは、航空機・ドローン・自動車のエンジニアが集う有志団体CARTIVATORメンバーを中心に発足した「空飛ぶクルマ」の開発・製造・販売を行うスタートアップ企業。現在、SkyDriveとCARTIVATORは、「空飛ぶクルマ」の共同開発を行っている。
「空飛ぶクルマ」の正式名称は「電動垂直離着陸型無操縦者航空機」で、電動化、完全自律の自動操縦、垂直離着陸が大きな特徴。モビリティ分野の新たな動きとして、世界各国で空飛ぶクルマの開発が進んでおり、日本においても都市部でのタクシーサービス、離島や山間部の新たな移動手段、災害時の救急搬送などにつながるものとして期待されている。
2019年5月、SkyDriveとCARTIVATORは、豊田市と『新産業創出へ向けた「空飛ぶクルマ」開発に関する連携協定』を締結。1万平米の開発拠点、なかでも日本最大級の屋内飛行試験場を活用する事により、開発スピードを格段に高める事が可能となった。今回開始した飛行試験では、飛行高度・飛行形態・フェール状態・緊急着陸等、様々なケースを策定し、徐々に複雑な動作・飛行をさせながら、安全性検証・操作確認・飛行実績を重ねる。有人飛行試験を安全に最大限の注意を払い遂行し、今夏のデモフライト、及び2023年の販売開始に繋げ、新たなモビリティ社会の創造に貢献していく。