南紀白浜観光局は、白浜温泉初となる歴史絵本「ユザキノキセキ」を12月23日に発売した。

白浜温泉は、「日本書紀」や「万葉集」に登場し、古くから多くの天皇や皇族、貴族が訪れた歴史ある温泉地だが、その認知度は、観光客のみならず地元住民の間でも低い現状だ。そこで、斉明天皇行幸約1360年、昭和天皇行幸90年にあたり、新元号「令和」の元年である2019年に、白浜町が誇る白浜温泉の歴史を子どもから大人まですべての人が手に取りやすい「絵本」として出版し、認知度の向上を図るとともに、地域愛の醸成を図ることを目的としている。

「ユザキノキセキ」は、タイ・バンコク生まれの青年が、南紀白浜の旅で体験した不思議な出来事を、個性溢れるイラストで表現した大人絵本だ。

販売価格は1929円（税抜）。販売場所は、南紀白浜観光局および町内の宿泊施設、お土産店。