2019年12月23日 17:36

テクダイヤは、3Dプリンター用ヘッドノズルを開発。従来のヘッドに比べ、先端の内径が小さいディスペンサーノズルを使用することで、より精密な3Dプリンティングが可能になった。

3Dプリンターでは、材料の吐出口となるヘッドと呼ばれる先端部品にノズルを使用する。3Dプリンターはそのままに、ヘッドの切り替えで従来品よりも精度の高い造形が実現できる。ノズルの先端内径は小径になるほど精巧なプリントが可能だが、使用する材料が詰まる問題から業界では先端内径200μmが最小径とされていた。しかし先端内径200μmのヘッドでは、造形物の精度に限界があった。

そこで同社では、先端内径150μmの3Dプリンター用ヘッドノズルを開発。熱伝導率の高い真鍮を使用し、テクダイヤ製ディスペンサーノズルの特長である中心ズレのない小径穴あけや、内部に段差のないテーパー形状の適用が今回の開発成功のカギとなった。