2019年12月19日 17:40

コクヨが展開している針なしステープラー「ハリナックス」シリーズは12月に10周年を迎えた。

本商品が採用している「ペーパーステッチロック機構」は、100年以上前から考案されていた方法で、他社でも採用されていたが、綴じ枚数は3~4枚が限界で、保持力も弱いものだった。それを2年半の歳月をかけ、刃の設計などを工夫することにより既存の技術を進化させ、10枚までしっかり綴じられる針なしステープラーを生み出した。

針がないこと自体が省資源であるのはもちろん、書類を廃棄する際に金属針を分別する必要がないので作業の効率化も図れることから、大きな反響があり、2009年12月の発売以降、シリーズ累計出荷数は1150万個以上(2019年6月末時点)と、ステープラーに「針なし」という新たな選択肢を提供し、スタンダードとして根付いている。