2019年12月10日 15:47

エムティーアイが企画・開発した航空気象システム「ARVI(アーヴィー)」が、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が研究する「被雷危険性予測技術」の実用化に向けた検証システムに採用された。
「ARVI」は、雨雲や雪、風、火山、台風など航空機の運航に影響を与える気象・災害情報とフライトプランを、ひとつの画面でまとめて確認ができるシステム。リアルタイムな気象現象と飛行ルートをひと目で確認でき、運航管理者による気象条件の良いルート選択や、安全なフライトプランの作成を支援する。
今後行われるJAXAとの共同研究では、被雷危険性の予測情報をリアルタイムに3D画像で配信し、回避に向けた行動を実施できるかについての検証を行う。「ARVI」は、今後本研究の結果をもとに、「被雷危険性予測技術」の実用化を目指すとともに、航空機の安全で効率的な運行をサポートするシステムへと発展していく。