2019年10月25日 17:40

ベネッセ教育総合研究所では、「電子図書館まなびライブラリー」の履歴などをもとに、読書が子どものさまざまな力や教科の学力にどのような影響を与えているのかを調査・研究している。今回、小学5年生から6年生にかけての1年間について、読書の「質」、とりわけ、子どもが読んでいる本の種類(ジャンル)に注目し、幅広い読書の効果を分析した。

その結果、1年間に幅広い種類の読書をした子どもほど、「わからないことを自分で調べるようになった」「いろいろな人の考えを知ることができた」「難しいことを考える力がついた」「新しいアイデアが浮かぶようになった」など、興味や知識の広がり、考える力(思考力)の向上、創造性の涵養など、さまざまな力の高まりを感じているとともに、教科の学力、特に「社会」の成績も向上していることが明らかになった。

また、幅広い読書をしている子どもは、本の「読み方」を工夫していることもわかった。詳しくはこちら