2019年10月25日 17:08

千葉大学環境ISO学生委員会では、「プラスチックストローの配布を一時停止」「紙ストローの有料化(1本5円)」「販売データおよびアンケートによる検証」の実証実験を行い、その効果について報告をまとめた。

近年、プラスチックごみが川や海を流れ、「マイクロプラスチック」と呼ばれる細かな塵となり、海洋汚染に大きな影響を及ぼしている。千葉大学生活協同組合では、500mL紙パック飲料購入者に、プラスチックストローを無料で配布しており、年間およそ30,000本を使用している。そのような現状を受け、千葉大学で環境活動を実施する「環境ISO学生委員会」では、本実証実験を実施。その結果、48.6%の利用者がストローの購入を控えたため、ストローの使用量は半減した。

一方、実験後のアンケートでは、紙ストローを利用した感想として「使いやすかった32%」「使いにくかった37%」となり、使用する紙ストローの製品を変更するか、生分解性プラスチックなど環境負荷が低い他のストローに変更するなどの改善を検討する必要があると考えられる。