2019年09月10日 16:02

島根県立石見美術館では、特別展「益田氏VS吉見氏―石見の戦国時代―」が9月5日より開催中だ。
室町時代から戦国時代にかけての石見国西部では、益田を拠点とした益田氏と、津和野を拠点とした吉見氏が大きな勢力を誇っていた。両者は、高津川流域や長門国阿武郡(山口県北部)などをめぐって常に争い、その対立関係は中国地方の覇権が大内氏から毛利氏に移る過程にも大きな影響を与えた。益田氏と吉見氏の対立を軸に、古文書や美術工芸品などを展示し、中世の石見国西部の歴史と文化を紹介する。
主な作品は、「源氏物語 大島本 桐壺(重要文化財、奥書部分)」、「陶隆房(晴賢)書状(島根県指定文化財)」、「長八海「奔馬図」」など。
会期は9月5日~11月4日。※休館日は毎週火曜日(10月22日は開館)、10月23日。開館時間は10時~18時半(展示室への入場は18時まで)となる。