2019年09月02日 11:51

日本獣医がん臨床研究グループは、9月1日、乳がんで苦しむ猫を0(ゼロ)にすることを目的とした「キャットリボン運動」を立ち上げた。

猫の腫瘍の中でも乳腺腫瘍が占める割合は多く、乳腺腫瘍の約8割が悪性(乳がん)であることが知られている。また治療時の腫瘍の大きさや手術法により、その後の生存期間が大きく異なることも複数の研究で示唆されている。一方、一般の飼い主には猫に乳がんがあること自体、あまり知られていない。

「キャットリボン運動」では、9月1日にキャットリボン運動公式ホームページをリリースし、猫の乳がんについての基礎知識や早期発見の方法などを紹介していく。また人の乳がん啓発のピンクリボン運動にちなんだ「キャットリボンピンバッチ」を作成し、獣医師と飼い主を問わず猫の乳がんに関する情報を発信していく。11月10日には、東京都内にて飼い主向け、および獣医師向けの2部構成でチャリティレクチャーを実施予定だ。

公式HP