2019年09月02日 11:50

SD Cは、処方せんなしで医薬品が買える零売薬局「セルフケア薬局 雷門店」を8月31日にオープンする。
近年、医療財政の悪化が進み、一部医薬品の患者負担増加などの対策が検討される中、SD Cは処方箋なしで医薬品が購入できる零売薬局の全国展開を行い、医療費5469億円以上の医療費削減を目指している。2店舗目となる雷門店のオープンにより、「セルフケア薬局」は日本で初めてとなる零売薬局チェーン店の展開を実現する。
「零売」という医薬品販売の方法は、管理の煩雑さや副作用の発生時の責任の所在などの問題があり、一般的な薬局では行われておらず、利用者にも認知されていなかった。それに対し、SD Cは2016年より実証試験を開始し、管理のシステム化や薬剤師の教育、業務手順の徹底、マニュアル構築、認知向上のための啓蒙を行うことにより、管轄保健所との協議の上、これらの問題を解決し、医薬品の販売を可能にした。