2019年08月30日 17:23

JALは、搭載用航空日誌(フライトログ)、キャビンログ、関連する整備記録を電子的に記録・保管するシステムの導入について、日本で初めて国土交通省より認可を受け、8月10日(土)よりエアバスA350型機において利用を開始した。

従来フライトログなどは紙の書類であったため、その記載内容をシステムに保存する際には、手書きのデータを手入力する作業が発生する。今回の電子フライトログの運用では、航空機に搭載されたiPadや整備士が携帯するiPhone内のアプリからタッチ操作で入力を行うことで、誰がどのような作業を行ったのかを漏れなく確実に記録することができる。

同時に、連動する複数のシステムとデータ連携を行うことでデータの手入力がなくなり、作業性・生産性が向上。また入力内容はどこでもタイムリーに確認ができることから、これまでは到着後にしか対処ができなかった不具合への準備を事前に行うことができるようになり、結果として定時性向上にもつながる。