2019年07月19日 11:41

長崎県五島市は、7月16日から、ドローンとAIによる分析を用いた農地作付確認の実証事業を開始した。

現在対象農地の作付け確認では、複数の市職員が、120人日程度かけて、市内全域の農地を確認しており、事前準備や事後の再確認も含めるとおよそ160人日の作業が発生している。さらに、麦類、牧草類など他の作物に係る現地確認作業を累計すると、市内全域でおよそ1年間に相当する360人日の工数が掛かっている。これらを、ドローンとAIを活用した現地確認に置き換えることで、大幅な工数の削減が見込めると考えられる。

本事業は、対象作物を作付けした数週間程度~数カ月後、農地の作付状況をドローンで撮影。その後、撮影した画像を、確認用のAIエンジンを使って、作物が間違いなく作付けされているかを対象農地区画ごとに判別。今まで人が現地で判別・記録をしていた作物の作付け情報を、ドローンで記録し、AIが判別することになる。

五島市