2019年06月10日 17:01

NAMは、令和元年6月より、抗がん剤の副作用を予測する遺伝子検査キットを発売開始する。価格は$900 USD (レートにて変動:日本円で約9万円)。
抗がん剤治療は、治療期間が長く、1回の治療ごとに繰り返される副作用症状との戦い。それらの副作用を懸念し、抗がん剤治療を断念する患者は多い。今回、同社ではゲノム検査を用いて患者の遺伝子を事前に検査をすることで、抗がん剤投与前に、発症する可能性のある副作用の種類と強さを予測する。
他社の既存の検査では、UGT1A1遺伝子多型判定のみだが、今回の製品では、エビデンスのある遺伝子10個を検査することで、抗がん剤の副作用の強さと種類を予測。これにより、副作用が出にくい人ではその薬で治療を行うことが推奨されたり、副作用が出やすい人では量を調節して治療を行うことも可能になり、抗がん剤投与前の患者の不安を少しでも和らげることができる可能性がある。詳しくはこちら。