2019年06月04日 16:13

POLは全国の理系大学院生488人を対象に、「就職活動に関する調査」を実施した。

それによると、学会に参加したことがある修士2年生228人のうち、「就活よりも学会準備を優先した」と答えた学生の割合は41.7%、「学会準備の間に最小限就活をした」と答えた学生の割合は24.9%と、合計して約7割の学生が就職活動よりも学会準備を優先していた。

また、理系大学院生が、就職活動を始めるまたは始めようと思っている時期として最も多いのは6月で、全体の20.7%を占めていた。これは大手就職ナビサイトなどでサマーインターンシップのエントリーがスタートすることが理由だと考えられる。

理系大学院生が、業界を絞り込んだ時期としては、多い順に、2月、3月、12月で、専門性の高い理系大学院生でも、夏の時点で業界を絞っている人は少なかった。さらに理系院生のサマーインターンシップ参加率は50.2%と、半数以上がサマーインターンシップに参加していることがわかった。