2019年05月30日 17:05

パピレスとアムタスは、5月29日、日本の電子コミックを海外市場へ向けて取次販売や翻訳サポートなどを行う共同出資会社「アルド・エージェンシー・グローバル」を設立することで合意した。

AAGの事業では、配信地域の文化や習慣に合わせた作品のローカライズや翻訳、海外配信先の確保、支払いシステムの提供など、出版社が海外でコンテンツを配信する際に必要なほぼすべての業務を代行。設立当初はパピレスの台湾、香港、米国の子会社へ取次事業を行うと同時に、台湾・中国・北米での配信先となる電子書籍事業者の開拓を行う。将来的には、ヨーロッパやその他のアジア地域でも展開することを計画している。

電子コミック事業者として国内で築いたアムタスのブランド力と、すでに海外に子会社を持ち、電子コミック配信事業を行うパピレスのノウハウを組み合わせて取次事業を展開し、海外の読者へ日本のコミックを届けられるよう出版社を支援していく。