2019年05月24日 17:57

池田建設は、タッセイ金沢支店新築工事において、従来の木造建築の枠を超えた木質二方向ラーメン構造を用いて、大開口10mの大型木造建築の施工を行っている。県内では珍しい木構造の施工とあって、見学会が頻繁に行われている。

木質二方向ラーメン構造を実現したサミット工法は、従来の木造計画の制約から解放された自由度の高い設計を可能にする。筋交い・耐力壁が不要なため、四周に開口部を設置することができ、開放感と意匠性あふれる空間創出や接合部の金具が露出しないため、木の美しさやぬくもりを最大限に引き出した木造ならではの空間が実現できる。

構造躯体には、国産カラ松構造用集成材、国産カラ松構造用LVL、NZ産ラジアタ松、合わせて95立方メートル、275ピースを使用。。最大部材は10m開口の会議室に使われた梁で、150×900mm、225×900mm、材長10m、柱は450mm角、450×500mm、360角を合わせて18本使用している。