2019年05月23日 17:53

セコムは、自律走行型巡回監視ロボット「セコムロボットX2」のサービス提供を6月から開始。第1号の契約先として、成田国際空港での導入が決定した。

「セコムロボットX2」は、2005年10月に販売開始した「セコムロボットX」の機能をさらに進化させた巡回監視用のロボット。レーザーセンサーにより自己位置を特定しながら敷地内の巡回ルートを自律走行し、搭載したカメラにより様々な場所で画像監視を行う。また、巡回後は定められた立哨ポイントで停止し、周囲を監視。さらに、ロボット上部には赤外線センサー、熱画像センサー、金属探知機を内蔵したアームが搭載されており、巡回中に発見した放置物やルート上に置かれたゴミ箱などを点検することもできる。

成田国際空港は2018年の航空旅客数が約4,260万人に上る、日本の空の玄関口。今後は、常駐警備員に加え、「セコムロボットX2」が巡回監視や立哨などの業務の一部を担うことで、人とロボットの力が融合したより高度なセキュリティを提供するとともに、警備の効率化を実現する。