2019年05月22日 17:51

アクアマリンふくしま(福島県いわき市)の「熱帯アジアの水辺」コーナーでは、世界最大と呼ばれるタイガーオーキッドを育成展示している。同館での育成期間は20年になるが、この度、初めて開花した。

「グラマトフィラム・スペキオスム(通称タイガーオーキッド)は、最大で7m以上にもなる、世界最大のランの仲間。黄色地の花に赤褐色の斑点が「虎」の模様にみえることから「タイガーオーキッド」とも呼ばれている。自生地でも毎年開花しないことが普通であり、日本ではめったに開花した姿を見ることができない。本種の花は、生後10年、バルブが1.5~2m程に育てることで開花するという。

「アクアマリンふくしま」では、生き物だけではなく周りの環境を展示することにより、生命のつながり、生態系の大切さを伝えている。今回、念願かなってようやく開花したタイガーオーキッドにより、植物を含む生物の多様性を実感して欲しいとしている。