2019年05月22日 09:02

エムディエヌコーポレーション(MdN)は、「世界でもっとも美しい装飾写本」を発売した。

修道院の奥深く、神に身を捧げた修道士たちがひとつひとつの文字に神への畏敬を込めながら書き写していった美しい聖書。中世ヨーロッパの街の中で、親方と職人たちが挿絵を描き、金箔を貼り、美しい彩色を施していった装飾写本。かつて「本」とは、手間も時間もお金もかかる高級品であり、当時の優れた芸術家や職人たちが全霊を傾けてつくる「工芸品」でもあった。

本書は、そうした古代から中世ヨーロッパで生み出された装飾写本の数々を、美しいビジュアルで収録している。人気の「ケルズの書」「ベリー公のいとも豪華なる時禱書」はもちろん、日本ではめったに見られない海外収蔵の貴重な装飾写本を含む90点あまりを掲載。ヨーロッパ中世の装飾写本をこよなく愛する美術史家である著者による、詳細で分かりやすく楽しい解説も付されており、見て、読んで楽しめる1冊に仕上がっている。

定価は2900円(税抜)。

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