2019年05月21日 16:00

日本総合住生活とナオス・テックは、共同で業界最先端の室内臭気低減工法を開発した(特許出願済:2019年3月)。

室内に発生する生活臭は、日々の生活の中で内装材の他、コンクリートなどの構造材にも浸透してこびりついてしまう場合がある。本工法は、そうした生活臭の元になるアンモニア・酢酸・ギ酸など90種類以上ものニオイ成分を測定・分析し、成分ごとに最も適した薬剤で徹底的に消臭するともに、ガスバリア性を有する特殊シートなどを活用してニオイの発生源を封じ込めていく室内臭気低減工法。

UR賃貸住宅でも約60件の実証を行ってその効果を確認しており、本工法により、臭気の低減を短期間で効果的に実現することが可能となる。ガスバリア性を有する特殊シートは、透明蒸着バリアフィルムを住宅用に改良したもの。粘着性シールで床や壁に直接貼ることができ、その上からクロスを貼ることもできるなど、施工性にも配慮したものとなっている。