2019年04月26日 17:58

キャタピラージャパン合同会社と大成建設は、次世代油圧ショベルCat 320をベースマシンとし、掘削・積込などの作業を自動化する技術開発に着手した。

次世代油圧ショベルCat 320は、電子制御油圧回路の搭載による高精度な半自動施工を実現する2Dマシンコントロールやバケット積載量計測システム(Catペイロード)の標準装備に加え、機体がCANによる制御に対応しているため、掘削・積込作業の自動化を目指す本開発のベースマシンとして最適。

開発の第一段階として、自律割岩システムをCat 320に実装し、2018年6月に作動テストを実施。その結果、Cat 320の本体に改造を加えること無く自立割岩システムを実装・作動させることが出来、またテストで実施した直径1.5m級の大型岩石の割岩作業では、90%以上の高い精度での自律作業が確認され、CAN制御機構を搭載したCat 320と自律割岩システムの高い親和性が実証された。

両社は今後、各種建設機械の作業自動化に向けた技術開発を順次進めていく。