2019年04月25日 16:32

カシオ計算機は、皮膚にレンズを直接当てて撮影する接写と、通常の撮影が1台で可能なダーモカメラ「DZ-D100(共同研究:千葉大学)」を、5月27日に同社のウェブサイトにて発売。併せて、撮った画像を管理できるパソコン用ソフト「D’z IMAGE Viewer(ディーズイメージビューワー・共同研究:信州大学)」も、同日より提供を開始する。

従来、皮膚科医が皮膚の病変部を撮影する際には、専用レンズを外付けした市販のカメラで患部を接写することが一般的だった。そのため、カメラが大きく・重くなっていたほか、患部周辺を含めた全体の撮影も併せて行う場合はレンズを交換するか、もしくは2台を使い分ける必要があった。

「DZ-D100」は、小型・軽量でありながらも、病変の色や構造を確認するための接写と、患部周辺を含めた全体の撮影が1台で可能。偏光撮影、非偏光撮影、隠れたシミやぼやけたほくろなどの辺縁部がくっきり写るUVの撮影をワンシャッターで実現する。