2019年04月23日 17:07

岩井医療財団は、国内外の学会でも注目を集める最先端の術式「FESS」をメインとする「岩井FESSクリニック」を、5月1日開院、7日診療開始する。

FESSとは、最も低侵襲(手術等の治療を行う上で身体へのダメージとなる要因が少ないこと)な脊椎疾患に対する手術方法。従来の内視鏡下手術では傷の大きさが18~20mm、入院期間が約7日間だったのに対し、FESSでは傷は約7mm、2~3日で退院可能。そもそもFESSは、PELDと呼ばれる手術が進化した術式。PELDでは「腰の椎間板ヘルニア」しか治療できなかったのに対し、FESSでは腰だけでなく首も治療可能、さらに脊柱管狭窄症など、他の脊椎疾患に対する治療も可能となった。

また同財団が運営する他の病院と同様に、脊椎外科では珍しいオンライン診察に対応する。オンライン診察とは、パソコンやスマートフォンを使った、ビデオチャット形式の診察のことで、実際に来院しなくても、自宅や職場など患者の都合のよい場所で診察を受けることができる。