2019年04月03日 17:53

学研プラス発行の「まんがで読む 万葉集・古今和歌集・新古今和歌集」が、売行好調のため緊急大増刷となった。

「万葉集」は現在残っている歌集の中では最も古い歌集で、奈良時代に作られた。まとめたのは大伴家持(おおとものやかもち)といわれ、全20巻、収められている歌の数は約4500首にものぼる。本書は、まんがとやさしいコラムで「歌集の成り立ち」や「歌の意味」、「歌が詠まれた背景」、「歌に使われている技法」、「作者」などをわかりやすく解説した学習まんが。まんがなので状況がよく分かり、知らず知らずのうちに古典の基礎知識が身につくので、古典入門にぴったり。歌はもちろん、解説にもふりがなつきで小学生から大人まで手軽に楽しく読むことができる。

「万葉集」と並んで有名な歌集「古今和歌集」「新古今和歌集」からも、小中学校の教科書に載っている歌を中心に和歌を厳選し、合わせて約90首を掲載。元号の改元を機に日本の古典に興味をもった人の「最初の1冊」におすすめ。