2019年03月29日 16:25

キヤノンは、東京都の「心のバリアフリー」サポート企業に登録され、その中から特に優れた取り組みを実施している「『心のバリアフリー』好事例企業」に選ばれた。

「心のバリアフリー」とは、「全ての人が平等に社会参加できる社会や環境について考え、そのために必要な行動を続けること」。同社では、1993年に車いすの方にも使いやすい複写機NP6030用昇降台を発売して以来、視覚障がい者に配慮したオフィス複合機など、さまざまなユーザーが快適に利用できる製品開発を継続している。障がいのある社員や障がい者団体と共同で検証を重ねると同時に、「使う人の姿を美しく」をキーワードに取り組みを進めているという。

また社員を対象に、聴覚障がい者とのコミュニケーションに関する集合研修とeラーニング研修を2004年から実施、2018年からは、視覚障がいのある社員を講師に、視覚障がい者体験を開始している。そのほか、障がい者スポーツ体験、大会観戦など、社員の家族や知人も参加できるイベントも企画・展開し、活動の幅を広げている。