2019年03月28日 10:45

ヤマト運輸は、ストリートスクーター(STS、ドイツポストDHLグループ傘下)と小型商用EVトラックを共同開発し、3月27日に購買契約を締結した。

今回導入するのは、STSと2017年12月から検討を重ねて共同開発した、日本初の宅配に特化した小型商用EVトラックで、1982年に開発したウォークスルー車以来のオリジナル車両。2019年度中に500台を導入し、秋から1都3県(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)で順次稼働開始を予定している。

小型で扱いやすいこのEVトラックを導入することで、中型免許を持たない人や車両を使った業務に慣れていない人でも安心して働ける環境をつくり、働き方改革の推進と集配キャパシティの向上に向けた体制構築をさらに加速させる。また、CO2排出量や走行時の騒音など環境負荷の低減に取り組むとともに、先端技術との親和性の高さを生かして自動運転やAI搭載の検討も行い、環境課題の解決と次世代の物流構築をリードし、持続可能な社会の実現を目指していく。