2019年03月27日 14:56

中国・小売業No.1の大手EC&小売インフラカンパニー京東集団(ジンドンしゅうだん)は、物流子会社である京東物流が、中国初の「5Gスマート物流モデルセンター」を上海市嘉定区に建設し、年内に運営開始することを発表した。

「5Gスマート物流モデルセンター」は、5G(第5世代)ネットワーク通信技術を活用し、AI、IoT、自動運転、ロボットなどのスマート物流技術と設備を融合したスマート物流施設。同センターでは、人、機械、車、設備を連携させ、自動運転・自動仕分け・自動検査システム・ヒューマンインターフェースで設備全体を管理し、5G技術を使用した物流応用モデルを構築する予定。

デジタル化された倉庫では、5G技術による自動入庫・出荷の照合、リアルタイムの在庫管理、倉庫とロボットのシームレスな統合、AR作業、荷物追跡が行われる。現在ではスマート人員管理システムとスマート車両管理システムが完成し、利用を開始している。