2019年03月20日 11:20

テラドローンは、ドローンによる風力発電向けブレード点検サービスを開始した。

現在、風力発電機のブレード点検を行う際、重機やロープを使った点検が主流となっている。しかしながら、重機は立地条件によっては使用できず、ロープ点検は高所作業をするための特別な資格が必要だ。今回テラドローンが開始するドローンサービスを使用することで、立地条件や資格の有無に関わらず、目視点検を行うことが可能となる。結果として、大幅な時間短縮、安全性の向上、点検クオリティの向上に繋がることが期待される。

本システムは、DJI製ドローンに取りつけたアタッチメントからのレーザー照射により自己位置推定を行うことで自律飛行を実現。そのため、マニュアル操作による点検で起きていた、操作ミスによるブレードへの衝突といった突発的な事故の確率を低減し、安全な点検を可能にした。撮影した画像はクラウド上で管理ができ、AIによる画像処理によって、表面の損傷度合いを分類できる。

テラドローン