2019年03月19日 16:21

熊本県医師会では、10~70代の熊本県民500名を対象に、2016年に発生した「熊本地震」に関する調査を実施した。

まず「地震の発生後2週間以内に、自身または周囲で医療機関を利用した人はいたか」と聞いたところ、約3人に1人(34%)が「いた」と回答。利用した医療機関について聞くと、「かかりつけ医療機関以外を受診した」と回答した人が約5人に1人(19%)に。その理由としては、「かかりつけの医療機関自体が被災していて医療サービスが受けられない状況だった」が57%で最多となった。

さらに、震災時はケガなどだけではなく「体調不良」を感じた人の割合も58%と約6割にのぼる。しかし一方で、体調不良を感じた人のうち、約9割(88%)は「医療機関に行かなかった」と回答。さらに子どもの4人に1人が体調不良を訴えており、親からは「心の不調」を懸念する声も。

熊本県では、震災を機に、これまで以上に「災害医療」が進化しており、そのひとつが「くまもとメディカルネットワーク」の強化。詳しくはこちら