2019年02月13日 14:27

シャープは、NTTドコモおよび福島県会津若松市と連携し、第5世代移動体通信方式(5G)により、8Kの高精細映像をライブ伝送する実証試験に成功した。

本実証試験は、2月8日(金)に福島県会津若松市にて開催された「会津絵ろうそくまつり」のメイン会場の一つである鶴ヶ城公園において実施。数千本のろうそくの明かりで彩られた本丸内の祭りの様子を、約26mの高さに位置する鶴ヶ城の天守閣第四層より、同社製8Kカムコーダー「8C-B60A」で撮影。鶴ヶ城付近に構築した5G通信ネットワークを用い、撮影した映像を地上の祭り会場に設置した同社製8K映像モニター「LV-70002」へライブ伝送した。

祭り会場での絵ろうそくの揺らめく光と、天守閣から祭りを俯瞰した臨場感ある高精細8K映像という2つの視点での幻想的な風景を、来場者は同時に楽しんだ。同社は、5Gを活用した8K伝送の実用化に向け、今後も様々なシーンでの実証実験を推進するとともに、新たなサービスの創出を目指す。