2019年02月12日 08:46

凸版印刷は、フルカラー電子ペーパーを使用したデジタルPOPのプロトタイプ実証実験を、2月20日より三越伊勢丹「花々祭」で実施する。

店内装飾向けPOPは、制作時に出力物の裁断、パネル貼り、什器への取り付け、什器の設置作業があり、イベントの終了や展開替えの度に廃棄されている。このため、POP作業の効率化と廃棄物削減は、小売業にとって大きな課題となっている。また、従来のカラー電子ペーパーでは反射率が低く、4096色と表示色数が少ないため、店内装飾向けデジタルPOPとしては、訴求力が不足していた。

凸版印刷は今回、これらの課題の解決を図る、世界初のフルカラーデジタルPOPを開発。伊勢丹新宿店の店頭に設置して、効果検証の実証実験を実施する。プロトタイプの電子ペーパーパネルは台湾のE Ink Holdings社の「Advanced Color ePaper」を使用しており、3万2000色のフルカラー表示が可能だ。

実証実験期間は、2月20日~3月26日まで。場所は、伊勢丹新宿店本館1階正面玄関。