2019年01月21日 14:58

出前・デリバリーに関する調査研究と情報発信を行う「出前総研」は、出前館会員を対象に、忙しい時期の食事の準備に関する調査を行った。

2018年の出前館における出前注文数を商品ごとに調べたところ、昨年と比較して特に出数の伸びが目立ったのは「唐揚げ」で、伸び率は144.2%だった。「唐揚げ」の商品出数が伸びたのは、提供する店舗数と1店舗あたりの出数の増加が要因の一つ。店舗数は前年比で120.9%、1店舗あたりの出数は同119.8%だった。要因の二つ目は、家庭での揚げ物の調理頻度が下がったことがあると思われる。20代の既婚者に、10年前と比較して家庭での揚げ物の調理頻度について聞いたところ「唐揚げ」は19.6回から15.9回と約2割も減少していた。

「唐揚げ」に限らず、揚げ物の家庭での調理頻度が10年前と比較して総じて下がっている一方、出前館での出数については、前年比でそれぞれ、エビフライ138.6%、とんかつ127.8%、コロッケ124.8%と伸びており、今後も商品出数は伸びることが予測される。