2018年12月27日 11:13

扶桑社は、発達障害の認知が広まるなかで増える「グレーゾーン」に迫る新刊「発達障害グレーゾーン」を、12月27日に発売する。
ここ最近、NHKが大特集を組むなど話題になることが多い「大人の発達障害」。発達障害は診断基準が非常にあいまいなため、担当医のさじ加減によって「発達障害の傾向はあるようだけどハッキリそうとは断定できない」という、どっちつかずの結果「グレーゾーン」のまま放置されてしまう人が増えている。
彼らの多くは「クローズ就労(=会社には障害を隠した状態)」で働き、「家族や友人にもなかなか理解してもらえない」という、困難を抱えたまま暮らしている。そこで、新刊「発達障害グレーゾーン」では今回、当事者インタビューや当事者会への参加、精神科医、就労支援団体などへの取材を実施。それにより、発達障害に関するアイテムが溢れるなかでもほとんど扱われてこなかった「発達障害グレーゾーン」の姿を浮き彫りにした。
定価は886円(税込)。