2018年12月26日 15:36

Kaspersky Labのグローバル調査分析チーム(GReAT)は、2018年の主要なサイバー脅威についてまとめた、年次のサイバー脅威動向レポートを発行した。
それによると、全世界のカスペルスキー製品ユーザーの端末で検知されたオンラインリソースからの攻撃は、1,876,998,691件に上り、Webアンチウイルスソリューションが検知した、悪意あるオブジェクトの種類は21,643,946(ユニーク数)。悪意あるファイルの1日あたりの検知数は、34万6,000件だった。
また本レポートは、2018年に検知した新たな悪意あるファイルのうち、バックドアと判明したマルウェアは昨年と比較して44%増、ランサムウェアは43%増加したことを明らかにしている。また、ユーザーのコンピューターの30%が、この1年間で少なくとも一度はWebベースの攻撃に遭遇していた。これはマルウェア、特にバックドアとランサムウェアが依然としてコンピューターユーザーにとって重大なリスクであることを示している。