2018年12月17日 15:30

シャネル・ネクサス・ホールでは、1月16日~2月14日まで、スペイン出身の画家アントニ タウレ(Antoni Taulé)の展覧会を開催する。
バルセロナで建築家資格を取得した後、絵画、写真、舞台装飾の制作にとりかかかり、世界中の美術館やギャラリーで数々の個展、グループ展を開催してきたタウレが今回取り組むのは、「光の島」というテーマ。「光の島」はタウレが1970年代から拠点の一つとしているスペインのフォルメンテーラ島を描いたもの。どの作品も、開口部から差し込む外の光と冷たい室内空間の暗さが幻想的なコントラストを生み出している。
展示作品は大きく二つのタイプに分類できる。一つは最近の絵画作品であり、もう一つは過去の写真の上に絵を描いた作品。いずれのタイプの作品においても、光と闇、現実と虚構、存在と非存在、色彩と無彩色、無限と有限の境界がひとつの空間のなかに見事に描き出されている。詳しくはこちら。