2018年11月20日 14:16

リッコーと豊橋技術科学大学は、5指ハンドを有するマッサージAIロボットの共同開発をスタートした。本プロジェクトでの目標は、人体を押す感覚や揉む感覚を、人工知能技術(AI)を用いた制御にて行う5指ハンドロボットの開発。
本装置はカメラ制御部、位置決め部、ハンドロボット部と大きく3つの要素から構成されている。カメラ制御部は、色調と奥行きが計測可能なRGB-Dカメラを搭載し、人体の肩や腰の位置を把握する事が可能。位置決め部がハンドロボット部を搬送した後、施術が開始され、ハンドロボット部のハンドは、掴むための4指と押すことに特化した母指からなり、触覚センサで最適な力の付与を制御する。現在、ハードウェア部分の開発が終了し、AIソフトウェアの開発に取りかかっている。
この技術を取得、提供する事で、コリなど身体の悩みを持つ人だけではなく、施術者の肉体的負担の軽減や施術者の人手不足解消などの持続可能な社会貢献を目指す。