2018年11月16日 16:35

JA全農にいがたは、新潟県産の高級西洋なし「ル レクチエ」を11月21日、全国で一斉に販売を解禁する。

新潟県産「ル レクチエ」は、早出し競争による品質低下を防ぐため、JAグループの自主的な取り組みとして販売解禁日がもうけられている。 「ル レクチエ」は、出荷時期が約1ヵ月と短いため、希少価値が高く、甘くとろみのある上品な口当たりや芳醇な香りといった特長から、お歳暮などの贈答品として高く評価され、華やかなパーティーシーズンにぴったりの果物だ。

「ル レクチエ」はフランス生まれの西洋なしで、日本では明治36年(1903年)に新潟県で栽培され始めた。他の西洋なしと比べて追熟期間が長く、約40日間を要す。10月中~下旬ごろからの収穫作業ののち、追熟庫において10~15℃で管理することによって、表皮が緑色から山吹色に変化し、高い糖度ととろけるような果肉、上品で芳醇な香りが生まれる。現在、国内における「ル レクチエ」の8割が新潟県内で生産されている。