2018年11月16日 16:26

八代妙見祭保存振興会(熊本県八代市)が運営する「八代妙見祭」が、平成30年11月22日(木)、23日(金)に開催される。行列には40もの出し物が参加し、約1,700人が6キロの道のりを練り歩く。

八代妙見祭は、八代神社(妙見宮)の秋の大祭で、約380年の歴史を持つ。町人文化が花開いた元禄の頃(17世紀終わり)には、八代城下の町々から笠鉾(かさぼこ)や獅子舞、亀蛇(きだ)など趣向を凝らし贅を尽くした出し物が奉納されるようになり、次第に豪華になっていった。当時の祭りの様子が江戸時代(19世紀初頭)の絵巻物に描かれており、現在の神幸行列はそれを忠実に再現。獅子や亀蛇、飾馬など勇壮に披露される演舞、町人文化と武家文化が融合した絢爛豪華な神幸行列が甦る。

笠鉾等の大規模な修復にも今年から新たに取り組んでおり、最初の取り組みとして、笠鉾蘇鉄の水引幕を、今年と来年の2ヵ年をかけて新調整備する。