2018年10月26日 17:31

九州電力、イーレックス及び日産自動車の3社は、電気自動車(EV)の日産リーフを活用し、法人向けにEVの車載バッテリーからビルに放電することで最大需要電力(デマンド)を削減するV2B(Vehicle to Building)パイロットプロジェクトを、平成31年1月から共同で開始する。
本プロジェクトでは、法人顧客に日産リーフと充放電器を導入し、九州電力は、利用者の使用電力データ分析によるデマンド削減効果や、将来の事業化を見据えた事業性評価を検証。イーレックスは、顧客の車両使用用途に応じたサービス適合性・受容性や満足度を、さらにガソリン車とEVでの車両関連コストの比較を検証。日産自動車は、V2BによるEVの使われ方の確認を行う。
各社は本プロジェクトを通じて、EVを活用した新たなサービスの創出に向けた知見の獲得を目指すとともに、今後の事業化についても検討していく。