2018年10月12日 10:49

河出書房新社は、11月より教養新書レーベル「河出新書」の刊行をスタートする。

かつて、「河出新書」というレーベルは、1950年代に存在していた。1953年4月の創刊以降、吉田精一編「青春の書簡」、三島由紀夫「文学的人生論」、伊藤整「小説の認識」など、錚々たる執筆陣によって数多くの名著が生み出された。学術・教養から小説・エッセイまで、刊行ジャンルも多岐にわたっていたが、1959年12月の火野葦平編「九州歴史散歩」が最後の刊行となっていた。

それから60年の時を経て、11月に新たな教養新書レーベルとして、河出新書が再始動。ハンディでありながらも、現在そして未来を生きる私たちを照らし、ジャンルの境界を超えた、より自由な読書を創造する良書の刊行に邁進していく。今後のラインナップは、11月発売の「アメリカ」(著者:橋爪大三郎+大澤真幸)、「考える日本史」(著者:本郷和人)など。

本体価格は、780円~980円(予価)。