2018年10月12日 06:58

阪神電気鉄道と六甲山観光は、9月8日~11月25日まで、六甲山上の各施設において、現代アートの展覧会「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2018」を開催している。

本展が開催して9日目の9月16日に、六甲ケーブル 六甲山上駅に隣接する「TENRAN CAFE」のテラスに展示していた作品「動物たちも景色を見ている」が人為的に壊されているのを発見。3体あった作品のうち1体は無くなり、残る2体は足を折られるなどの損傷がみられた。その後、作品をいったん回収・保管。制作者である笠井祐輔さんの尽力によって修復が施され、13日から展示を再開した。

笠井祐輔「動物たちも景色を見ている」はTENRAN CAFÉにて展示。作品のテーマは人間と動物の共存、関係性。六甲山にも多くの野生動物が生息しているが、ここで展示されているのは鹿とイタチと小鳥。鑑賞者が横に並んで3体の彫刻と一緒に景色を眺めるときにこの作品は完成する。

「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2018」は、9月8日~11月25日開催。