2018年10月09日 16:45

三重県いなべ市は、家庭で使われなくなった「休眠楽器」の寄附を受け入れる「楽器寄附ふるさと納税」の受付を10月10日より開始する。

「楽器寄附ふるさと納税」は、全国に眠る使われなくなった不用楽器を寄附してもらうことで、楽器が不足しているいなべ市の教育機関及び音楽団体への寄贈に加え、寄附者は楽器の査定額が税金控除される「ふるさと納税制度」を活用した国内初の取り組み。いなべ市とマーケットエンタープライズが連携し、事業を構築した。寄附者が市の構築した専用サイトから申し込むと、マーケットエンタープライズが買取査定を行い、査定額に納得できた場合、寄附が成立する。

寄附者は税金控除だけでなく、その楽器を使った演奏会に招待され、再活用されている楽器の音色を再び楽しむことができる企画も検討中。今後はパイオニアとして、この新しい取り組みへ賛同する全国の市町村には、同サイトの利用を促し、新しい寄附文化を醸成したいとしている。