2018年08月22日 15:13

フランス国立図書館の一大コレクション「ピカソ 版画をめぐる冒険」展が、この秋、新潟市美術館に上陸する。
史上まれに見る多作家であったピカソ(1881-1973)は、版画においても2000点近くの作品を残した。本展はフランス国立図書館の版画コレクションより、ピカソ10代の頃から最晩年に至る作品約90点を厳選して展示し、目まぐるしくスタイルを変えていったその生涯をたどる。
本展は全二章で構成され、第一章ではピカソが積極的に取り組んだ「主題」に注目。恋多きピカソが描いた数々のモデルと、彼が愛しモチーフとした動物の数々を展示。第二章ではピカソが学び、挑戦した巨匠たちの作品や版画作品とともに展示。ゴヤやレンブラントといった、ピカソが挑んだ過去の巨匠たちの作品も同時に紹介することで、伝統の破壊者ピカソが何を学び、どのようにそれを解体・再解釈したのかに迫る。開催日は11月3日(土)~12月16日(日)の38日間。